自動車保険における任意保険とは?任意保険は強制保険と違い”加入する・しない”を自分で決められます

投稿日:2018年8月15日

任意保険とは」という単語を調べている方は、自動車保険の知識をこれから吸収しようとしている方だと思います。任意保険は読んで字の如し。加入することが義務付けられていない保険のことです。ここでは、自動車保険任意保険と自賠責保険の強制保険についてわかりやすく解説していきます。

自動車保険はどうして任意保険と呼ばれるのでしょうか

初めて自動車を買うとき、もしくは譲り受けるときに、必ずある保険のことについて気をつけなくてはいけません。その保険とは自動車保険(任意保険)でなく、自賠責保険です。

自賠責保険は自動車損害賠償保障法と法律のもと、公道を走る車(自動車・バイク・原付)は必ず付帯が義務付けられているのです。つまり、強制保険なのです。

新車であれば、新車購入時に必ず自賠責保険の加入をしなくてはいけません。また、車検を通すときにも必ず自賠責保険が必要です。日本の公道を走る車はこの自賠責保険無しでは走行ができないルールになっているのです。

それに対して、自動車保険(任意保険)。法律で加入が義務付けられていません。加入はあくまでも任意(自由)なのです。車を所有し、運転する人の意志によって加入です。なので任意保険と呼ばれます。

あまり知りたくない事実かもしれませんが、あなたの目の前を走っている自動車のうち、10台に1台は任意保険に加入していません。強制保険である自賠責保険にしか加入していないのです。

大金持ちの方で、何か起きても自分のお金で何とかでいるという方は任意保険に加入しなくても問題ありません。ただ、突然1,000万円単位の賠償をしろといわれたとき、普通の方は支払えないというのが現実だと思います。

 

僕の貯金だと、万が一の補償なんて絶対に支払えません…

そうよ、だから任意保険があるのよ!

 

自賠責保険(強制保険)は他人を死傷させたときのみ保険金が支払われます

自賠責保険に強制的に加入をさせられますが、どのような保障が付いてくるか確認をしておきたいと思います。自賠責保険は他人を死亡させる、または後遺症を負わせたり、ケガをさせたときに保険金が支払われる保険です

つまり、例えば、自分がウトウト居眠り運転をしてしまい、目の前に止まっていたトラックに突っ込んで、入院を必要とするような大ケガをした場合、

  • 相手のトラックの修理費用
  • 相手のトラックに載っていた貨物
  • 相手のトラックの休業損害
  • 自分の治療費
  • 自分の車の修理代

これらにかかる費用は自賠責保険で一切支払われることがなく、自動車保険(任意保険)で支払うことになります。もし、任意保険に加入していない場合は、自腹で支払う必要が出てきます。

自賠責保険は自動車事故に被害者救済のための保険です

自動車損害賠償保障法(自賠法)には次の記述があります。

「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によって他人の生命又は身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償する責に任ずる。ただし、自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかったこと、被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があったこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかったことを証明したときは、この限りでない。」と定める。

昭和30年に施行されたによって、自賠法によって(自動車・バイク・原付)の事故による被害者は最低限の保障を得られるようになったのです。

自賠責保険を付帯しないで公道を走ると6点の減点

自賠責保険を付帯しないで公道を走ると、かなり重たい罰則が科されます。警察のホームページでは「無保険」として記載されていますが、万が一自賠責保険が切れた状態で公道を走ると6点の減点が科されます。

更に、万が一車検が切れていたらそれだけで6点減点ですので、車検切れ+無保険の場合、12点減点で一発で90日間の免許停止になります。

自賠責保険に未加入で公道を走ることはあってはならない行為なのです。

他の記事でも記述いたしましたが、原付に乗っている方は特に無保険状態にならないように気をつけてください。車検がないので、自ら必ず継続手続き等をする必要があります。

車検切れを起こした場合は、市区町村で仮ナンバー(臨番)を申請する必要があります!

 

他人のモノなどを補償!自動車保険(任意保険)の役割について

テレビコマーシャルなどで「自動車保険は○○」と通販型自動車保険のテレビコマーシャルがたくさん流れていますよね。これは、全て任意保険の加入を促すテレビコマーシャルなんです。

任意保険は自賠責保険(強制保険)でカバーされない部分を補償する保険で、自賠責保険(強制保険)の上乗せ保険だと考えれば良いと思います。具体的に、主にどのような補償があるのか確認しておきたいと思います。

1.他人の死亡・ケガの補償(自賠責保険で不足した分)

自賠責保険では、他人の死亡は3,000万円(後遺症は4,000万円)、ケガは120万円まで保障します。万が一、保険金額で保障が不足する場合、任意保険の補償を使って保険金を支払うことになります。

2.他人の財物の補償

対物賠償保険になります。よくあるのが相手の車であったり、車に積載されていた物を壊したり汚したりした場合に保険金を支払うことになります。

3.自分の自動車の補償

車両保険になります。これは自分自身の車の修理代だと思ってください。車両保険には2つのタイプがあって、1つは自分の運転ミスで車を傷つけたときの自損事故も補償するタイプと、もう一つは車と車の事故ならびに自然災害等のときだけ保険金が支払われるタイプがあります。

4.車に搭乗中の方の治療費実費補償

人身傷害保険になります。運転者自身も含めて、保険の対象となる車に搭乗中の方がケガをした場合、治療費を保険金として支払うものです。ただし、搭乗中の方でも他人の場合は自賠責保険で保険金が支払われることになります。

5.車に搭乗中の方のお見舞い金

搭乗者傷害保険になります。運転者自身も含めて、保険の対象となる車に登場中の方がケガをした場合、契約条件に応じてお見舞金を保険金として支払うものです。

その他、弁護士特約であったり、原付(ファミリーバイク特約)などもあるのですが、大まかにはこの5つの補償がベースに任意保険は構成されています。

これらの補償は自賠責保険(強制保険)では補償されないことをしっかり理解してくださいね~

 

任意の自動車保険はどこの損保会社・共済に加入してもいい

任意保険の加入は、自賠責保険の会社と同じでなくても全く問題がありません。大手損害保険会社、JA共済や全労済、通販型の自動車保険会社、どこでもでもかまいません。どこに加入しても、基本的な補償を受けることは可能です。

保険が自由化される2000年頃までは、どの保険会社の自動車保険に契約しても保険料も補償内容も全く同じでしたが、自由化に伴い補償内容からサービス内容に違いが発生しています。

自動車保険 口コミ」の記事に記載しておりますが、保険料が大手より安い通販型自動車保険に加入を検討されている方は、何のための自動車保険なのか記事を読んでよくご検討くださいね。

最後に

自動車に乗るためには、自賠責保険(強制保険)と自動車保険(任意保険)の2つの補償があることをきちんと理解してハンドルを握るようにしてくださいね。万が一のことがあった場合、一生を棒に振るようなこともあります。

保険はあくまでも保険であって、使わなければそれでいいのです。あくまでも安心を買うのです。人それぞれによって必要な安心料も異なると思います。ご自身にぴったりな補償内容を確認のうえ、任意保険にご加入くださいね。

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カテゴリー:編集長コラム,自動車保険