自動車ディーラーに就職した、新入社員事時代の苦い思い出

投稿日:2016年6月11日

自動車保険自動車ディーラーは切っても切れない関係にあります。私は高校を卒業してすぐに自動車の販売会社で働きはじめました。今でも忘れられない思い出を、専門的なことを書きはじめる前にお伝えします。

高卒で働き始めたのは中古車販売店の営業職でした

高校卒業を卒業し初めて就職した会社が自動車中古車販売会社の営業でした。 世間知らずの人間が、遠方の営業所で勤務することになり、当時は仕事を覚える事で一杯になって おりました。 しばらくしてから、自分の仕事に多少余裕が出てきたこともあり、来店されたお客様への接客が解禁されました。

屋外展示場に来店されたお客様の接客を何度か繰り返していましたが、 お客様を事務所の商談スペースで商談を行うことが出来ず、しばらく悩んでいたことがあり、 色々思考錯誤しながらスランプを克服しようとしておりました。 しばらくしてから、40前後の男性が展示場に来店され、展示されていた中古のボロボロの30万円位の ワゴン車に興味があったらしく、たまたま近くで商品のメンテナンスを行っていた 私が接客を行うことになりました。

接客をはじめてから、お客様から見積を出してほしいとの依頼があり、 事務所の商談コーナーに招き、商品見積書計算を始めました。 しかし、私にとっては初めての商談で、気持ちが舞い上がってしまい、極端な緊張状態で商談する事になりました。

はじめて自動車保険の提案をすることに

お客様から、自動車保険を新規で加入したいとの希望があり、当時はパソコンで簡単に計算できる時代ではなく 料率表(本)から該当車種を探し出し、お客様の情報から適切な保険を電卓で計算する方法で やっとの思いで保険料を計算し、見積書へ内容を明記しお客様へ提示したところ、 値引き交渉もなくあっさり商談が成立しました。(業界では店頭一発ということもあります) この一台は、私にとっては初めての第一号のお客様と記念すべき一台となりました。 その時は、本当にうれしくて涙が出そうな気持ではありましたが、このお客様が納車するまでの約2週間に 揉める原因になるとは思いませんでした。

事務手続きで仕出かしてしまいました

しばらくして、第一号のお客様から車の登録と自動車保険に関する必要書類を回収し、自動車登録に関する手続きを 行っている間に、再度、先輩を交えて自動車保険料の内容再確認を行っていたところ、 私の重大な計算ミスが発覚し、再度再計算をしたところ約1割増しの保険料となってしまいました。 原因は、新規で保険を加入する場合の割増料金を加算していなかったことが原因でした。 早速、お客様へ謝罪の連絡をしたところ、お客様のお怒りをもらってしまいました。

何回か交渉を重ねていきましたが、最終的には自分の給与から差額(約2万円)を補填することになってしまい 初めてのお客様が自爆営業になってしまった嫌な思い出です。今となってはコンプライアンス違反ですが、昔はこのようなこともあったんです。

著者の情報

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日吉 浩之自動車保険の専門家
国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
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カテゴリー:専門家による記事,自動車保険